アノトキドキの備忘録

随分昔のオモイの掃き溜め。自己満足なので悪しからず。

あ、

2017.12.01 23:45


眩しい太陽が
照りつける素肌の
温度に差があっても
きっと
立ちすくんだ足から
地に伝わる熱にも
差があって
目まぐるしく
手を伸ばした先の
星が廻っても
本棚の奥深くに
埃を被った想いは
変わらないだろう
カラスに持ち去られた
あの日のドアの鍵
彼に貸したままの
あの本に挟んだしおり
全てが
何もかもが
大海原の
黒い潮に呑みこまれても
この虚しさは
変わらず続く
たとえ
布団の暖かさが
打ち勝ったとしても
きっとそれは
変わらず続くのだ
相も変わらず
繰り返す
変わらず続くのだ

虚しさの先に
なにか
あるのだろうか

なにが
待っているのだろうか