アノトキドキの備忘録

随分昔のオモイの掃き溜め。自己満足なので悪しからず。

メール

源さんこんばんは!
東京ドーム2日目に参加しました。とてもとても素敵なライブだったので、その感動と感謝をお伝えしたく、メールしました。

ライブ当日、私はモヤモヤした気持ちを抱えていました。なぜかというと、ここ数ヶ月、学校生活や私生活で上手くいかない事が多くあって、苦しい日々がずっと続いていたからです。なんでも後ろ向きに考えて、心から感情が動く、という事を忘れていました。もちろん、源さんの音楽を生で体験できる喜びは十分に感じていましたが、純粋に楽しむことができるのか、こんな気持ちでライブに臨んでいいのか、などと気持ちが塞いだまま、開演の時間を待っていました。

しかし、これら全ては完全な杞憂に終わりました。はちゃめちゃに素敵な‪3時‬間でした。心の底から、楽しんで笑って泣いて歌って踊り狂うことができました。

源さんの、全力で音楽を届けようという渾身のオモイが伝わってきて、それを受け取った観客から溢れる感動と興奮が、拍手や歓声やダンスとなって、東京ドームいっぱいに発散されてゆく様子が本当に圧巻でした。
それを全身で浴びた源さんが「楽しい!!」と言ってくださったことにより、源さん自身も楽しんでいる事が伝わって、より一層、観客は強く手を叩き、身体を動かして踊っているようでした。
もう何が何だかわからないくらい、星野源と、その音楽でいっぱいでした。
過去も未来も今も引き連れて、心の底から楽しそうに歌い踊る源さんの姿が目に焼き付いています。できればこのままずっと、焼きついたままでいて欲しいです。
そんな幸せな異世界のような空間を見て、感極まり、また、自分が観客の一人としてその場に居られることの幸せに、気がつくと泣いていました。
音楽のパワーは凄まじい、と改めて実感しました。

ある曲では、その感染源の力強さと鮮やかな照明の美しさに圧倒され、手拍子を忘れて棒立ちしてしまったり、
ある曲では、源さんの優しい歌声とギターの音色と、その向こう側に見える影に途方にくれてしまったり、
ある曲では、音楽と自分の境目が溶けて分からなくなるほど踊り狂ったりしました。
また、温かなバンドメンバーと源さんの軽妙なやりとりに爆笑したり、
ある人と源さんの共演に、開いた口が塞がらないほどビックリしたりしました。

そして、ある曲では、音楽を通して源さんと一対一の対話をしているような感覚に陥りました。広い東京ドームのド真ん中で歌う源さんの「届け~!!」というオモイが、5万分の1の私にスーッと一直線に伝わってきたように感じました。それはまるで強く温かな陽の光のように、ずっと曇り空だった私の心を一気に照らしてくれました。なにかが吹っ切れたような、やっと自分が自分に戻れたような感覚でした。涙が止まりませんでした。

きっとこの日の思い出は、これからの日々の中で、前へ一歩踏み出すチカラとなるような、大事な大事なものになると思います。頼りない記憶力をフル活用して、ずーっと忘れないでいたいです。

世の中にはクソみたいなことが沢山ありますが、そういうものには心の中で中指を立てて、日々を楽しく面白く過ごせるように、
またいつか笑顔で会えるように、少しでも多く「今」を作っていきたいです。

他にも伝えたいことはまだまだ沢山ありますが、長くなってしまったのでここで止めておきます。
源さん、素敵なライブを本当に、本当にありがとうございました。