アノトキドキの備忘録

随分昔のオモイの掃き溜め。自己満足なので悪しからず。

沈む、

2019.04.07 3:23


どれだけ季節巡っても
どれだけ心震えても
どれだけ涙溢れても
昨日と今日と
明日は
同じ

見えないナイフで
心を貫いても
明日も同じ

太陽の煌めき
大きく広い背中
静かな怒り
可憐な瞳
踊り狂う活字
大切なそれらは
月明かりの下に
燦然と光り輝くのに

わたしはただ
ここにいるだけ
闇から一歩踏み出せない
闇に囚われたまま

弱さに背を向けても
冷たい影が
首筋を撫ぜる

宇宙にひとり
いつでもひとり
昨日も今日も明日もひとり

大切なものに囲まれて

大切なものを越えられず

ひとり感じたしょっぱさは

苦かった

いろんなものを
たくさんたくさん
教わったのに

わたしは何一つ動かない

今日も

ぼんやり

眠い目を擦る

自分の立っている

その地面が

どんどんどんどん

沈んでいこうとも

どうにもできない

暗闇にただひとり

自業自得の末路、