アノトキドキの備忘録

随分昔のオモイの掃き溜め。自己満足なので悪しからず。

なりたい

2018.01.25 0:51


知らぬ間に降った雪が
粉砂糖のように
さらさらと降り積もる
あたしの心にも
言葉にできない
ふらふらとしたものが
降り積もってるのかな
凍りついた空気が
擦り傷を負った肌に沁みる
吹きつける風が
あたしを何処かへ運んで
孤独な快感が
虚しく立ち昇る
冷たい月明かりが
あたしの世界を照らす
ここは楽しい地獄だ
歪んだ視界は
ただのニセモノ
ホンモノは
我が心の中に
さあ
羅針盤に従って
舵を取れ!
白くなった息から
あたしの世界を守ろう
煌めく大海原に
帆をはためかせて
佇む一隻の黒い船
澄んだ青空は
突き抜けるようで
この世界はどこまでも続く
目指す先は未知の領域
ずっとそのまま続いてく
明日も昨日も今日も
この世界は永遠だ
あたし達だって永遠だ
誰にも邪魔はできない
雪にも空気にも風にも
あたし達を止めることはできない
なぜなら永遠だから
儚い一瞬なんかじゃない
さあ
目を閉じて
想像するんだ
知らない世界を
さあ
自分の世界を旅しよう
大丈夫
なんだってできるんだ
あたし達は永遠なんだから

目を開けたら
そこは薄暗い自分の部屋
外は溶けた雪が凍って
空気を冷やす
時間は刻々と過ぎ
日がまた登る
ただの日常が攻めてくる
あたしは1人
冷めた布団を被って
蛍光灯を眺めてる

2018年1月25日
午前1時16分
ああ、眠い