アノトキドキの備忘録

随分昔のオモイの掃き溜め。自己満足なので悪しからず。

輝く

2019.09.06 1:54


‪先日学校からの帰り道で‬
‪普段となんら変わらずに‬
‪バスに乗ってたんです‬
‪なんとなく窓の外を眺めていたら‬
‪京成が見えてきたんです‬
‪もう夜7時過ぎ‬
‪辺りは暗くて‬
‪でも京成は輝いていて‬
‪ガラス張りの外観が輝いていて‬
‪人々も美しく見えて‬
‪それはもう映画のように‬
‪輝いていて美しかったんです‬
‪古き良き時代の映画のように‬
‪本当に美しくて‬
‪そうしたらそこから先の景色も‬
‪全て輝いて美しく見えてしまって‬
‪いつも見る景色なんかより‬
‪も数百倍美しく見えてしまって、‬

‪なんでだろうなぁなんて‬
‪ぼんやり考えていたら‬
‪不意にアノヒトが‬
‪思い浮かんでしまって‬
‪あぁ今日久しぶりに話したからだと‬
‪妙に納得してしまった自分がいたんです‬
‪なんかもう無意識的にそう考えてしまって‬
‪あーこれが恋かー‬
‪なんて至極冷静に‬
‪頭の中で思っていても‬
‪心は微かにときめいてました。‬
‪どうしましょうね。‬

‪明らかに美しくて‬
‪もうわたしは‬
‪どうしたらいいか分かりません。‬
‪今はただ‬
‪その美しさに‬
‪出来うる限り‬
‪身を任せていたい‬
‪と、思います。‬

2019.08.10 10:17


夏の匂いに
むせ返りそうになる頃
今年はいつもより
切なくて
刹那くて

夏の日差しは
陽を鮮やかに
陰を色濃く
映し出す

万年床から
窓の外の夏に
手を伸ばしても
硝子で怪我をする

いつもの通り
遠巻きに眺めた
花火は
去年より鈍く光って見えた

夢の中で
暗闇の中で
見つけようと
手探りしたのは
あなたが恋しいから
なんつってね

息の詰まるこの場所で
揺らいで見える
オアシスに縋って
わたしはきっと
じわじわと渇いてゆく

でも
わたしが敬愛する人たちが
こっちだよと
手招きをしてくれるので
わたしはどうにか
生き繋いでるの

耳元で滲む音楽が
わたしに
前を向く力をくれる
微笑む勇気をくれる
顔を上げる優しさをくれる
一歩踏み出す温かさをくれる

そんな命綱を
死に物狂いで
掴みながら
イカれたアタマの
片隅で考える

クソみたいな世の中だけど
クソみたいな人間だけど
そこに流れる
確かな愛を
唯一無二の愛を
わたしは
掬いたいの

夏の日差しは
それをいつもより
艶やかに
慎ましやかに
わたしに教えてくれる

どれもこれも夏の所為

融けないように

2019.07.04 7:48


たぶん私はこのままだと
融けて無くなってしまうので
どうにかしないとならないのだけど
なんせ私はとても弱い人間なので
彼等のようには強くないので
やっぱり攻めより
今は守りかなと思うわけです

「わからない」と言ったら
そんなもんはねぇーよと怒鳴られたので
それは違うと思いたい
世界には分からないことだらけで
歳を取ると
分かることが増えた分だけ
分からないことも増えるというか
霧の在り処がハッキリしたというか
だから
分からないことは「わからない」
と言うべきだと思うのです
分からないものは
世の中に星の数より多く
存在すると思うから

それと「正義」について
私はそんな抽象的で曖昧なものに
頼ってきたつもりは一ミリもないので
これについては否定するけど
私が信じ、頼ってきたのは
私の大好きなモノたちで
これからも
彼等しか信じないし
頼らない所存ですので

あとは「価値観」について
私はたぶん頑固な方なので
そういう「価値観」みたいなのは
人並みより強固なのかなと
思うわけなのですが
だからといって
それを他人に押し付けるのは
絶対に違うので
私は私の大切なモノを大事にして
人の大切なモノも大事にしたいです

まず私は人の話を聞きます
聞くだけです
信じるかどうか
受け入れるかどうか
実行するかどうか
処理の仕方はその時々です
自分で考えることが重要だと思います
そして私は
自分を強く持ちます
決して泣きません
弱いところは見せません
強い鎧を着て
強い盾を持って
強い剣を構えます
弱くても強く頑張ってください

×20

2019.06.26 1:31


あなたよりも
大きな愛はどこにもないんだ
と歌う青い彼らから
長い長い月日が経ち
いまが動いている
無機質な物体から
温かい温度を感じて
目頭が熱くなって
殺風景な海辺に
白いシャツに身を包んで
そっと佇む5人
その後ろ姿は
何を思うのだろう
彼らの瞳は
真っ直ぐで力強くて
愛に溢れてるようだった

鉄コン筋クリート

2019.06.10 14:24


シロとクロは
ひとりとひとりじゃ駄目で
ふたりで完全体なんだ
汚れた大人も
移ろいゆく町も
ふたりで蹴り出して
深く広い青へ
駆けて行こうよ
もう他には何もいらない
欠けたネジを
強く抱きしめて
手のひらの傷を
固く握りしめて
深く広い青へ
落ちてこうよ
必死に掴んだ色は
永遠だから

独踊/どくだん

2019.05.14 3:09


今日も夜を使い果たして
明日を拒んで
今を踊る

一人で
ひとりで
独りきりで

そんなんじゃ
というか
こんなんじゃ
明日なんて
絶対に迎えに行けないけど
今日も今日とて
彼らに照らされているので
私は踊れるのだ

少し距離を感じる空気の中
薄くなった靴下で
フローリングの温度を探りながら
明日へのステップを踏む
月の上のアノヒトみたいに
腰を確かに動かして
腕を優雅に伸ばすのよ
独りきりじゃないみたいに

真っ黒い大海原にひとり
ぼんやりと月を見上げて
揺蕩うような
そんな気分の夜は、
どうすればいいのだろう

どんなに手を伸ばしても
どんなに背伸びをしても
どれだけ願っても
叶わないものは
あるだろうから

だから

わたしは

今を踊る

のかな

一人で
ひとりで
独りきりで
明日を拒んで
夜を使い果たそう
今を踊ろう
冷めたフローリングの上で
白けたステップを踏むのだ
腰を腕を動かして
まるで
独りきりじゃないみたいに
音楽が鳴っているかのように
夜を使い果たして
今を踊ろう

今を、踊ってよ
ひとりでいいから
今を、踊ろうよ

ほろほろ

あらゆることについて


人 対 わたし みたいな構図が
すごく気疲れしてしまう

今日も
死にてぇ〜
と思いながら
死んだように眠る

わたしはとても弱いので
ひとりでは生きてゆけない

立ち止まってしまったときの
もう一度走り出す方法なんて分かんないよ

なんの “今さら” なのか。

たぶん私
周りのせいにしてたわ
この世の全部
私の責任なのに

考えたら死にそうになるけど
考えなきゃどっちにしろ死ぬ